束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
「今さらじゃん。堂々としてなよ」
「……うん……」
「それにしても松藤くんも不器用だよねー。どうみても最初から彩子のこと好きだったでしょ」
「うん?」
恵美の言っていることが理解できなくて彩子は思わず疑問の声を上げた。
「しょっちゅう彩子のこと連れまわしてたし、彩子に男が寄りつくのも嫌がってたもん」
「え? いつの話?」
彩子にはまったく心当たりがない。
「ずっとだよ。噂が流れはじめたころにはそうだったんじゃない?」
「え、そんなことされてないよ」
「いや、してたしてた。だって彩子のこと誘ったら高確率で松藤くんと約束あるって言われたし。飲み会のときいっつも彩子の隣確保してたじゃん」
「えー、そうだっけ……」
一緒にいたのはそうだが、それは友人だからだ。飲み会についても仲がよかったからというだけの話ではないだろうか。
「……うん……」
「それにしても松藤くんも不器用だよねー。どうみても最初から彩子のこと好きだったでしょ」
「うん?」
恵美の言っていることが理解できなくて彩子は思わず疑問の声を上げた。
「しょっちゅう彩子のこと連れまわしてたし、彩子に男が寄りつくのも嫌がってたもん」
「え? いつの話?」
彩子にはまったく心当たりがない。
「ずっとだよ。噂が流れはじめたころにはそうだったんじゃない?」
「え、そんなことされてないよ」
「いや、してたしてた。だって彩子のこと誘ったら高確率で松藤くんと約束あるって言われたし。飲み会のときいっつも彩子の隣確保してたじゃん」
「えー、そうだっけ……」
一緒にいたのはそうだが、それは友人だからだ。飲み会についても仲がよかったからというだけの話ではないだろうか。