束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
二人は揃って彩子の利用する電車に乗った。
今、自分は彼氏に送ってもらっているのかと思うと自然と頬が緩みそうになる。自分が普段乗っている電車に洋輔が乗っているのはなんだか不思議な気分だった。
最寄駅から自宅までは徒歩十五分ほどだ。
駅からはどうするのだろうと思えば、何も言わずに手を繋いできたから、本当に家まで送るつもりらしい。
「駅から十五分くらいかかるんだけど大丈夫? この辺知らないでしょ?」
「あー、大丈夫だよ。地図見ればなんとかなるし」
「そっか。じゃあ、お言葉に甘えてお家までお願いします」
「かしこまりました」
洋輔は恭しく礼をした。
今、自分は彼氏に送ってもらっているのかと思うと自然と頬が緩みそうになる。自分が普段乗っている電車に洋輔が乗っているのはなんだか不思議な気分だった。
最寄駅から自宅までは徒歩十五分ほどだ。
駅からはどうするのだろうと思えば、何も言わずに手を繋いできたから、本当に家まで送るつもりらしい。
「駅から十五分くらいかかるんだけど大丈夫? この辺知らないでしょ?」
「あー、大丈夫だよ。地図見ればなんとかなるし」
「そっか。じゃあ、お言葉に甘えてお家までお願いします」
「かしこまりました」
洋輔は恭しく礼をした。