束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
4. 不意打ちの……
翌週。今日は約束通りドライブデートだ。
ちょうど時期だからと紅葉を見にいくことになった。
彩子が近所の公園で待っていれば、近くに白のセダンが一台止まった。運転席から洋輔が降りてくる。
「彩子! お待たせ。乗って」
そう言って助手席のドアを開けてくれた。憎たらしいくらいスマートだ。
しかも、開始早々名前で呼んできた。予想はしていたものの徐々に距離を詰めてくる洋輔に彩子の胸は高鳴る。彩子はそれをごまかすように、「ありがとう」と言ってから車に乗り込んだ。
ちょうど時期だからと紅葉を見にいくことになった。
彩子が近所の公園で待っていれば、近くに白のセダンが一台止まった。運転席から洋輔が降りてくる。
「彩子! お待たせ。乗って」
そう言って助手席のドアを開けてくれた。憎たらしいくらいスマートだ。
しかも、開始早々名前で呼んできた。予想はしていたものの徐々に距離を詰めてくる洋輔に彩子の胸は高鳴る。彩子はそれをごまかすように、「ありがとう」と言ってから車に乗り込んだ。