束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
2. 目の当たりにして
説明会の日。彩子は洋輔に声をかけて、一緒に説明会会場まで向かうことにした。
「松藤、そろそろ行く?」
「あー、もうそんな時間か。行くよ」
説明会会場にはすでに数人が集まっていた。席に決まりはないようなので、彩子と洋輔は適当な席に並んで座る。
「そこまで多くはないのかな?」
「うん、全部署からってわけでもないみたいだし。あ……」
洋輔は会場内をぐるっと見回したあと、その視線をある一点にとどめた。つられて彩子もそちらに目を向ければ、そこには小谷の姿があった。
「松藤、そろそろ行く?」
「あー、もうそんな時間か。行くよ」
説明会会場にはすでに数人が集まっていた。席に決まりはないようなので、彩子と洋輔は適当な席に並んで座る。
「そこまで多くはないのかな?」
「うん、全部署からってわけでもないみたいだし。あ……」
洋輔は会場内をぐるっと見回したあと、その視線をある一点にとどめた。つられて彩子もそちらに目を向ければ、そこには小谷の姿があった。