束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
「今回は三ヶ月くらいだっけ?」
「うん……なんでこうなっちゃうんだろうね。大事にしてたんだけどな……」
「うん。松藤の話聞いてれば、松藤が恋人のこと大事にしてたのはわかるよ」
「……」
「それは相手にも伝わってると思う。松藤の優しさが伝わらないわけない。だって私ですら松藤は優しいって思うもん」
「……折戸ですら?」
「折戸ですら」
「ははっ。折戸の優しいの基準はそんなに厳しいの?」
「そ。私が優しいって思うんなら、その人は間違いなくそうだよ」
「ははっ。折戸も優しいよ」
「え、何、ありがとう」
「どういたしまして」
少しだけ明るい空気が流れた。酒のせいもあるかもしれない。会話はまだ普通に成り立っているが、それなりに酔っているはずだ。
「うん……なんでこうなっちゃうんだろうね。大事にしてたんだけどな……」
「うん。松藤の話聞いてれば、松藤が恋人のこと大事にしてたのはわかるよ」
「……」
「それは相手にも伝わってると思う。松藤の優しさが伝わらないわけない。だって私ですら松藤は優しいって思うもん」
「……折戸ですら?」
「折戸ですら」
「ははっ。折戸の優しいの基準はそんなに厳しいの?」
「そ。私が優しいって思うんなら、その人は間違いなくそうだよ」
「ははっ。折戸も優しいよ」
「え、何、ありがとう」
「どういたしまして」
少しだけ明るい空気が流れた。酒のせいもあるかもしれない。会話はまだ普通に成り立っているが、それなりに酔っているはずだ。