束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】

5. 嬉しくて、でも少し切ないクリスマス

 クリスマス当日。

 一緒に会社を出た彩子と洋輔は予約していた店へと向かった。

 クリスマスに男女で一緒に行動していれば何か言われそうなものだが、普段からよく飲みにいったりしているせいか誰も何も言わなかった。同僚たちはただお疲れさまと見送ってくれた。


 予約した店は和食の店だった。海鮮料理に惹かれてここを選んだ。洋輔はコースで予約してくれていたので、飲み物だけ注文して料理が運ばれてくるのを待った。
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