束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
「先輩ってもしかして松藤さん?」
「うん、そう」
やはり洋輔だ。
あのときあの店にいた洋輔が思いだされる。
もちろんあのとき買ったものかはわからないし、クリスマスプレゼントではなくて、ほんのささやかな贈り物だったのかもしれない。だが洋輔が恋人以外に贈り物をするということ自体がもう普通ではないのだ。特別だと言っているのと同じだ。
どうしたって彼女が本物で、彩子は偽物でしかないのだ。
「うん、そう」
やはり洋輔だ。
あのときあの店にいた洋輔が思いだされる。
もちろんあのとき買ったものかはわからないし、クリスマスプレゼントではなくて、ほんのささやかな贈り物だったのかもしれない。だが洋輔が恋人以外に贈り物をするということ自体がもう普通ではないのだ。特別だと言っているのと同じだ。
どうしたって彼女が本物で、彩子は偽物でしかないのだ。