青空の向こう
私は視線を感じて顔を上げる。

ルウが私をじっと見ている。

しまった! もしかして、ルウの分まで食べてしまったかな?

私は急に不安になり、恐る恐るルウを見る。

「ごめんなさい。もしかして、ルウの分まで食べてしまった?」


相手の事に気が付かないなんて

申し訳ないし、恥ずかしい。
自然と俯いてしまう。
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