私 ホームヘルパーです。
夕食を済ませてテレビを見ていたら旦那が帰ってきた。 今夜も酔ってるわ。
「飯は要らないからな。」って言うけど、目が覚めた時に何課食べてるじゃない。 いい加減にしてよね。
んで、さっさと旦那が寝てしまったから私は私の部屋で本を読んでます。 うーん、週刊誌。
くだらない話ばかりなんだけど、たまには役に立つことも書いてあるからさあ。 酔っ払い旦那の交わし方とか、、、。
マジで返事をしちゃいけないのよ。 相手は酔っ払ってるから聞いてないんだし。
ということでドタバタな一日がやっと終わるのです。 はーあ、疲れた。
翌朝はまたまた戦争の予感。 旦那が忘れ物をしたとか言い出して、、、。 おかげで仕事しながら店に問い合わせをする羽目になりました。
んもう、しっかりしてよね。 これでも我が家の大黒柱なんですから。
今日の仕事は昼からなので朝のうちにお店に行って旦那が忘れたというメガネを取り戻してきました。 給料欲しいわ。
でも言うとさあ、「夜可愛がってやってるからいいだろう?」って言われておしまい。 悔しいわー。
可愛がってるって言っても一緒に寝てる時だけでしょう? やるだけやってそれは無いよね。
次の日なんて大変なんだから。 油断してるとニヤニヤして顔に出ちゃうらしいから。
公子さんなんてその辺は厳しいからねえ。 「ねえねえ、武井さん 夕べは旦那さんと寝たんでしょう?」なんて平気で聞いてくる。
無視してると「仕事しながら変なことを考えないの。」って言ってくるからおっかない。 だから、、、ねえ。
さてさて昼食を済ませると事務所に直行です。 緊張するなあ。
「今日は高山幸太郎さん。 おじいちゃんの家に行きます。」 掃除ですから覚悟してくださいね。」 「はい。」
「武井さんって返事だけはいいのよねえ。」 「何でですか?」
「ほら、すぐそうやって噛み付いてくるでしょう? 言われたら聞いておけばいいのよ。」 あんたが一番うるさいんでしょうが、、、。
でもまあ、取り敢えずここは先輩を立てましょう。 素直に従っておいて後で存分に仕返しすればいいから。
高山さんの家は事務所のすぐ傍。 嫌な所に有るなあ。
「ヘルパーでえす。 来ましたよ。」 公子さんはいつものように大声で玄関を開けます。
私には到底出来ないわ。 でもなあ。
「おー、公子さんかい。 今日もよろしく頼むよ。」 「今日はねえ、新人さんも居るから使ってやってくださいな。」
って言うけど、こき使ってるのはあんたでしょうが、、、。 偉そうに言うんじゃないわよ。
「新人さん? 要らないよ あんただけで十分だ。」 「そんなこと言わないの。 可哀そうでしょう?」
は? そんなこと思っても無いくせに言うんじゃねえよ。 この八方美人が。
「じゃあねえ、武井さんはトイレとお風呂の掃除をしてくださいな。 私は居間と台所の掃除をするから。」 「はーい。」
返事だけは可愛くしておこう。 怒らせると後が怖いからね。
んでもって、公子さんが何をしているのかと思ったら、、、あらまあ高山さんとお喋りしてらっしゃるわ。
お喋りしながら掃除機を持って歩き回ってますねえ。 それでいいんですか?
まあね、きれいになってるからいいんだけど、、、。 ちっとはこっちのことも考えてよ。
中腰になってずっと磨いてるんだから疲れちゃうわよ。 一軒だけだからいいけどさあ。
文句を言おうものなら「私は利用者さんとお話ししながらやってるのよ。 大変なんだから考えなさい。」ってお説教するのよねえ、たぶん。
大変なのは分かり切ってるわよ、あんたに言われなくても。
掃除が終わると少しばかり時間が有るから私もお喋りに参戦します。 でもさあ、話題に付いていけないの。
小難しい政治の話なんかしちゃってさあ。 高山さんって元町議会議員なの。
年だからって引退したって言ってたな。 そしたら腰も弱くなったって。・
仕事を終わって家を出るとまだまだ2時。 これから買い物ねえ。
「武井さんは息子さんも居るわよねえ? 大学生だっけ? 彼女は居るの?」 「知りません そんなこと、、、。」
「あらまあ、親なのに知らないの?」 「みんな、そうじゃないんですか?」
「たいていの親なら知ってるわよ。 今の子供はねえ、何をするか分からないんだから気を付けなさい。」 余計なお世話だわ。
家に戻ってひとまず休憩。 お茶を飲んで一休み。と思ったら3時半まで寝てしまった。 えーい、ちきしょう!
これから買い物をして旦那が好きなマグロの刺身をこそっと用意する。 これなら酔ってても食べるからねえ。
主婦って怖いわよ。 旦那の癖も全部知ってるからね。
こないだ、スナックのホステスと仲良くくっ付いてるのを見付けたの。 スマホに保存してあった。
問い詰めたら遊びだって白状したけどなんかやり切れない。 そこで私の画像にチェンジしておいた。
次の朝はバツの悪そうな顔してたなあ。 ざま見ろや!
こうしてたまにはやり返しておかないとくっ付いてくれなくなるからねえ 旦那様は。 離れたかったらいつでもいいわよ。
さてさて買い物も終わって、、、と安心してたら大事な用事を忘れてた。 娘のバッグを買わなきゃいけなかったのよ。
自分で買ってこい 甘ったれるんじゃねえよ!
って誰に吼えてるの? バッカみたい。
帰ってきたらもう5時。 夕食だあ夕食だあ。
今日は息子も家で食べるって言うからさあ、大盛を用意しとこうっと。
台所でごそごそしていると娘が帰ってきました。 なんかしょんぼりしてます。
聞いてみると振られたんだって。 まあまあ、可哀そうに。
人生なんてね、生易しいもんじゃないのよ。 酔っ払い旦那の相手をしてる私の身になって。
まあ、あの旦那だからあなたたちが生まれたんだけどさあ。 それだけは感謝しとくわね。
さてさて戦争の夕食です。 大きなハンバーグとデカ盛りのご飯を息子の前に置きました。
そしたら、、、。 「こんなに食べれないよ。」だって。
こんちきしょうめ! いつもは少ないだのまずいだのって文句ばかり言っといて何だ!
「食べないんだったらコンビニでも行って来たら?」 そう言ったらしょうがなさそうに食べ始めました。
んで、覗いたらきちんと平らげてるやないかーーーーい。 偉そうに言うな!
なんか、この頃の私は噴火しっぱなしよねえ。 頭大丈夫?
他人には分からないか、、、。 くそーーーー!
8時を過ぎた頃、酔っているはずの旦那が帰ってきました。 「今日は飲まなかったの?」
「財布を忘れたから飲まなかったんだよ。」 「そらまた、残念だったわねえ。 じゃあ家で飲んでよ。」
「だから財布を取りに来たんだ。 行ってくるからな。」 (てねえ、今から飲むんかーーーーい? いい加減にしろや!)
怒鳴っても聞かない旦那のこと、玄関に唐辛子でも撒いてやろうか? 泣きそうな思いでマグロの刺身を冷蔵庫へ。
ああ、誰がこんな旦那に嫁がせたのよ? 恨んでやるわーーーー!
それを黙って見ていた娘が一言、、、。 「母さんも大変ねえ。」だって。
大変なの分かってんなら加勢しろっての。 役立たず目!
ああ、娘にまで嫌われちゃいそうだわ、私。
「飯は要らないからな。」って言うけど、目が覚めた時に何課食べてるじゃない。 いい加減にしてよね。
んで、さっさと旦那が寝てしまったから私は私の部屋で本を読んでます。 うーん、週刊誌。
くだらない話ばかりなんだけど、たまには役に立つことも書いてあるからさあ。 酔っ払い旦那の交わし方とか、、、。
マジで返事をしちゃいけないのよ。 相手は酔っ払ってるから聞いてないんだし。
ということでドタバタな一日がやっと終わるのです。 はーあ、疲れた。
翌朝はまたまた戦争の予感。 旦那が忘れ物をしたとか言い出して、、、。 おかげで仕事しながら店に問い合わせをする羽目になりました。
んもう、しっかりしてよね。 これでも我が家の大黒柱なんですから。
今日の仕事は昼からなので朝のうちにお店に行って旦那が忘れたというメガネを取り戻してきました。 給料欲しいわ。
でも言うとさあ、「夜可愛がってやってるからいいだろう?」って言われておしまい。 悔しいわー。
可愛がってるって言っても一緒に寝てる時だけでしょう? やるだけやってそれは無いよね。
次の日なんて大変なんだから。 油断してるとニヤニヤして顔に出ちゃうらしいから。
公子さんなんてその辺は厳しいからねえ。 「ねえねえ、武井さん 夕べは旦那さんと寝たんでしょう?」なんて平気で聞いてくる。
無視してると「仕事しながら変なことを考えないの。」って言ってくるからおっかない。 だから、、、ねえ。
さてさて昼食を済ませると事務所に直行です。 緊張するなあ。
「今日は高山幸太郎さん。 おじいちゃんの家に行きます。」 掃除ですから覚悟してくださいね。」 「はい。」
「武井さんって返事だけはいいのよねえ。」 「何でですか?」
「ほら、すぐそうやって噛み付いてくるでしょう? 言われたら聞いておけばいいのよ。」 あんたが一番うるさいんでしょうが、、、。
でもまあ、取り敢えずここは先輩を立てましょう。 素直に従っておいて後で存分に仕返しすればいいから。
高山さんの家は事務所のすぐ傍。 嫌な所に有るなあ。
「ヘルパーでえす。 来ましたよ。」 公子さんはいつものように大声で玄関を開けます。
私には到底出来ないわ。 でもなあ。
「おー、公子さんかい。 今日もよろしく頼むよ。」 「今日はねえ、新人さんも居るから使ってやってくださいな。」
って言うけど、こき使ってるのはあんたでしょうが、、、。 偉そうに言うんじゃないわよ。
「新人さん? 要らないよ あんただけで十分だ。」 「そんなこと言わないの。 可哀そうでしょう?」
は? そんなこと思っても無いくせに言うんじゃねえよ。 この八方美人が。
「じゃあねえ、武井さんはトイレとお風呂の掃除をしてくださいな。 私は居間と台所の掃除をするから。」 「はーい。」
返事だけは可愛くしておこう。 怒らせると後が怖いからね。
んでもって、公子さんが何をしているのかと思ったら、、、あらまあ高山さんとお喋りしてらっしゃるわ。
お喋りしながら掃除機を持って歩き回ってますねえ。 それでいいんですか?
まあね、きれいになってるからいいんだけど、、、。 ちっとはこっちのことも考えてよ。
中腰になってずっと磨いてるんだから疲れちゃうわよ。 一軒だけだからいいけどさあ。
文句を言おうものなら「私は利用者さんとお話ししながらやってるのよ。 大変なんだから考えなさい。」ってお説教するのよねえ、たぶん。
大変なのは分かり切ってるわよ、あんたに言われなくても。
掃除が終わると少しばかり時間が有るから私もお喋りに参戦します。 でもさあ、話題に付いていけないの。
小難しい政治の話なんかしちゃってさあ。 高山さんって元町議会議員なの。
年だからって引退したって言ってたな。 そしたら腰も弱くなったって。・
仕事を終わって家を出るとまだまだ2時。 これから買い物ねえ。
「武井さんは息子さんも居るわよねえ? 大学生だっけ? 彼女は居るの?」 「知りません そんなこと、、、。」
「あらまあ、親なのに知らないの?」 「みんな、そうじゃないんですか?」
「たいていの親なら知ってるわよ。 今の子供はねえ、何をするか分からないんだから気を付けなさい。」 余計なお世話だわ。
家に戻ってひとまず休憩。 お茶を飲んで一休み。と思ったら3時半まで寝てしまった。 えーい、ちきしょう!
これから買い物をして旦那が好きなマグロの刺身をこそっと用意する。 これなら酔ってても食べるからねえ。
主婦って怖いわよ。 旦那の癖も全部知ってるからね。
こないだ、スナックのホステスと仲良くくっ付いてるのを見付けたの。 スマホに保存してあった。
問い詰めたら遊びだって白状したけどなんかやり切れない。 そこで私の画像にチェンジしておいた。
次の朝はバツの悪そうな顔してたなあ。 ざま見ろや!
こうしてたまにはやり返しておかないとくっ付いてくれなくなるからねえ 旦那様は。 離れたかったらいつでもいいわよ。
さてさて買い物も終わって、、、と安心してたら大事な用事を忘れてた。 娘のバッグを買わなきゃいけなかったのよ。
自分で買ってこい 甘ったれるんじゃねえよ!
って誰に吼えてるの? バッカみたい。
帰ってきたらもう5時。 夕食だあ夕食だあ。
今日は息子も家で食べるって言うからさあ、大盛を用意しとこうっと。
台所でごそごそしていると娘が帰ってきました。 なんかしょんぼりしてます。
聞いてみると振られたんだって。 まあまあ、可哀そうに。
人生なんてね、生易しいもんじゃないのよ。 酔っ払い旦那の相手をしてる私の身になって。
まあ、あの旦那だからあなたたちが生まれたんだけどさあ。 それだけは感謝しとくわね。
さてさて戦争の夕食です。 大きなハンバーグとデカ盛りのご飯を息子の前に置きました。
そしたら、、、。 「こんなに食べれないよ。」だって。
こんちきしょうめ! いつもは少ないだのまずいだのって文句ばかり言っといて何だ!
「食べないんだったらコンビニでも行って来たら?」 そう言ったらしょうがなさそうに食べ始めました。
んで、覗いたらきちんと平らげてるやないかーーーーい。 偉そうに言うな!
なんか、この頃の私は噴火しっぱなしよねえ。 頭大丈夫?
他人には分からないか、、、。 くそーーーー!
8時を過ぎた頃、酔っているはずの旦那が帰ってきました。 「今日は飲まなかったの?」
「財布を忘れたから飲まなかったんだよ。」 「そらまた、残念だったわねえ。 じゃあ家で飲んでよ。」
「だから財布を取りに来たんだ。 行ってくるからな。」 (てねえ、今から飲むんかーーーーい? いい加減にしろや!)
怒鳴っても聞かない旦那のこと、玄関に唐辛子でも撒いてやろうか? 泣きそうな思いでマグロの刺身を冷蔵庫へ。
ああ、誰がこんな旦那に嫁がせたのよ? 恨んでやるわーーーー!
それを黙って見ていた娘が一言、、、。 「母さんも大変ねえ。」だって。
大変なの分かってんなら加勢しろっての。 役立たず目!
ああ、娘にまで嫌われちゃいそうだわ、私。