花葬
「風呂ここだから。これ着替え」俺は風呂の電気をつけて女の子のタオルと着替えを置いて、自分のタオルを取って言った。その女の子はずっと目がうつろなままで、返答がない。よくよく見ると、どう見ても子供にしか見えない。家出だとしても身ひとつで出てきたのか。魔がさしてしまい、俺としたことが連れ込んでしまったが、反省しとりあえず世話することにした。その子がシャワーを浴びている間にコーヒーを挽く。