ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
「では、この鍋に水を入れて、この干し肉を」
「ちょちょちょちょ、ちょっと待つにゃん!」
今回の料理当番であるアライグマの近衛兵が、干し肉の塊をそのまま鍋に入れようとしたので、エリナは慌てて止めた。
「わたしが見たところ、その干し肉にはお塩とコショウなどのスパイスがたっぷりとまぶさった、味の濃いものですよね?」
「そうですね! 日持ちするのですが、このままかじると味が濃くて、水をがぶ飲みしなくてはなりません」
「それを丸ごとお鍋に入れても、なかなか煮えないと思うんですけど」
「はい、鍋のスープをがぶ飲みしながら肉をかじってパンを食べます! 煮込むと少しだけ干し肉が柔らかくなるので大丈夫です!」
「全然大丈夫じゃないにゃーん……」
エリナはアライグマから干し肉を取り上げると、ルディに「手を綺麗に洗ってから、爪でこの肉を細かく削ってもらえますか?」と頼んだ。そして、固い干し肉は細かく裂かれて鍋に入った。
「ちょちょちょちょ、ちょっと待つにゃん!」
今回の料理当番であるアライグマの近衛兵が、干し肉の塊をそのまま鍋に入れようとしたので、エリナは慌てて止めた。
「わたしが見たところ、その干し肉にはお塩とコショウなどのスパイスがたっぷりとまぶさった、味の濃いものですよね?」
「そうですね! 日持ちするのですが、このままかじると味が濃くて、水をがぶ飲みしなくてはなりません」
「それを丸ごとお鍋に入れても、なかなか煮えないと思うんですけど」
「はい、鍋のスープをがぶ飲みしながら肉をかじってパンを食べます! 煮込むと少しだけ干し肉が柔らかくなるので大丈夫です!」
「全然大丈夫じゃないにゃーん……」
エリナはアライグマから干し肉を取り上げると、ルディに「手を綺麗に洗ってから、爪でこの肉を細かく削ってもらえますか?」と頼んだ。そして、固い干し肉は細かく裂かれて鍋に入った。