ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
食事が終わり、しばらく楽しく会話をしていたが、ユーディリシェイラミアムスは世界樹の根元に戻ると言って立ち上がった。
「それじゃあ、また明日ね。エリナちゃん、例のものはたくさん用意してあるから、楽しみにしていてね」
美青年はウィンクを決めると、片手を上げてからその場で姿を消した。
『うわあ、妖精っぽい退場の仕方だね』
エリナは、今度自分もやってみようと思ったのだが……その前に、ウィンクの練習が必要かもしれない。
「さてさて、子どもはそろそろ寝る時間だからね、自慢のツリーハウスに戻りましょっか!」
セラが調子よく言うと、ルディが尻尾をパタパタさせながら近寄ってきた。
「エリナ、おなかはいっぱいになったか?」
「はい。食後のお菓子までいただいたので、おなかがぽんぽこりんです。カレーライスもバーベキューも、とても美味しかったですね」
「そうだな、たまには野外の食事も楽しくて良いものだ。エリナのことをかまってやれなくてすまない」
「なにを言っているんですか、謝らないでください」
エリナは小さな手をふりふりしながら、ルディに言った。
「わたしのことは気にせずに、お仕事をがんばってください。わたしはおまけでやって来て、ウィリオとルールーと楽しく遊んでいるだけですけど、皆さんは訓練ですもんね」
「まあ、それはそうなのだが……一応はな」
「はい……一応は、です」
戦士たちはごくごく真面目に取り組んでいるため、大きな声で『エリナのカレーライスが守護妖精の一番の目的だった』と言うわけにもいかないのだ。
「それじゃあ、また明日ね。エリナちゃん、例のものはたくさん用意してあるから、楽しみにしていてね」
美青年はウィンクを決めると、片手を上げてからその場で姿を消した。
『うわあ、妖精っぽい退場の仕方だね』
エリナは、今度自分もやってみようと思ったのだが……その前に、ウィンクの練習が必要かもしれない。
「さてさて、子どもはそろそろ寝る時間だからね、自慢のツリーハウスに戻りましょっか!」
セラが調子よく言うと、ルディが尻尾をパタパタさせながら近寄ってきた。
「エリナ、おなかはいっぱいになったか?」
「はい。食後のお菓子までいただいたので、おなかがぽんぽこりんです。カレーライスもバーベキューも、とても美味しかったですね」
「そうだな、たまには野外の食事も楽しくて良いものだ。エリナのことをかまってやれなくてすまない」
「なにを言っているんですか、謝らないでください」
エリナは小さな手をふりふりしながら、ルディに言った。
「わたしのことは気にせずに、お仕事をがんばってください。わたしはおまけでやって来て、ウィリオとルールーと楽しく遊んでいるだけですけど、皆さんは訓練ですもんね」
「まあ、それはそうなのだが……一応はな」
「はい……一応は、です」
戦士たちはごくごく真面目に取り組んでいるため、大きな声で『エリナのカレーライスが守護妖精の一番の目的だった』と言うわけにもいかないのだ。