ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
美味しいごはんをおなかいっぱい食べて誰もが幸せな気持ちになり、後片付けも終わらせると、子どもたちはもう寝る時間ということでツリーハウスに戻ることになった。
ウィリオ王子の作ったツリーハウスをユーディリシェイラミアムスも見にやってきて、「うん、難しい天井もとてもよくできているね。これからの増築が楽しみだよ」とできを褒めたので、王子は嬉しくて顔を赤くした。
「エリナちゃん、ルディ、明日はこの国を立つ前に声をかけてね」
ユーディリシェイラミアムスはエメラルドと真珠でできたブローチをこっそりエリナに渡して言った。
「これはフーっちから頼まれて作ったんだ」
「フーラアヌさまから?」
ユーディリシェイラミアムスは頷いた。
「わたしたちの手助けが必要な時には、このブローチに妖精の力を入れて呼びかけて。わたしたちがエリナちゃんに助けて欲しい時にも、これを通じてメッセージを送るから」
「妖精の力……」
「この前の事件で使い切ったようだけど、もうかなり回復しているみたいだよ」
「そうかにゃ?」
エリナが小さな手のひらをじっと見ると、妖精の粉がほんの少し出てくるのが見えた。
「にゃっ」
彼女は慌てて、それをブローチにまぶした。これでこのブローチは妖精以外には認識されにくくなるはずだ。
ウィリオ王子の作ったツリーハウスをユーディリシェイラミアムスも見にやってきて、「うん、難しい天井もとてもよくできているね。これからの増築が楽しみだよ」とできを褒めたので、王子は嬉しくて顔を赤くした。
「エリナちゃん、ルディ、明日はこの国を立つ前に声をかけてね」
ユーディリシェイラミアムスはエメラルドと真珠でできたブローチをこっそりエリナに渡して言った。
「これはフーっちから頼まれて作ったんだ」
「フーラアヌさまから?」
ユーディリシェイラミアムスは頷いた。
「わたしたちの手助けが必要な時には、このブローチに妖精の力を入れて呼びかけて。わたしたちがエリナちゃんに助けて欲しい時にも、これを通じてメッセージを送るから」
「妖精の力……」
「この前の事件で使い切ったようだけど、もうかなり回復しているみたいだよ」
「そうかにゃ?」
エリナが小さな手のひらをじっと見ると、妖精の粉がほんの少し出てくるのが見えた。
「にゃっ」
彼女は慌てて、それをブローチにまぶした。これでこのブローチは妖精以外には認識されにくくなるはずだ。