ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
 そんなこんなで、コレットが青弓亭の新たな従業員になった。
 メインの調理はまだだが、下ごしらえや副菜の準備などに力を発揮したので、これでエリナは安心して数日の休みを取れることになった。

「おはよう! おやおや、今日はコレットちゃんがベーコンを焼かせてもらえることになったのかな?」

「おはようございます、マイクさん。そうなんです、少しずつフライパンでの料理も練習し始めているんです」

 朝の青弓亭では、いつものメンバーである警備隊員たちが集まっていた。熊のアルデルンは夜勤で不在だが。
 いつも笑顔で明るいコレットは、青弓亭の新戦力として皆に認められて、朝から楽しく料理をしている。

「ミメットが弟子にベーコンの焼き方を教えられるようになるなんて……俺は感無量だよ」

 お調子者のマイクが泣き真似をすると、ミメットは「ふふん、生焼けなんてものは作らせないさ!」と両手を腰に当てた。
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