ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
「失礼しましたにゃん」

 獣化して服が脱げてしまったエリナは、ミメットに部屋に連れて行かれて人の姿に戻してもらってから、皆にぴょこんと頭を下げた。

「ルディ、あたしがいない時には頼んだよ。狼の尻尾の先で鼻をくすぐってやっても戻ると思うからね」

「うむ、わかった」

 狼隊長はミメットに頷いた。子猫を世話するのもなかなか大変なのだ。

「そうだ、野営のお料理についてなんですけど」

「どうした?」

「バーベキューソースを作って持って行きたいんです。何人前の料理を作る予定だかわかったら、教えてくださいね」

 エリナはバーベキューへの熱い期待で丸い瞳を輝かせながら言った。

「野外といえば、やっぱりカレーライスですけど、お肉や野菜も焼くって聞いたから、美味しいバーベキューソースを塗りたいんです! 焚き火でバーベキュー、絶対に美味しいに違いないにゃ!」
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