ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
初めての野外キャンプなので、エリナは期待で胸をドキドキさせている。どんな場所でもフェンリルの尻尾に包まれてしまえば、そこは最高の寝室になってしまうのだが、テントに入れないとなると……。と、そこでルディは思い出した。
「いや、確か今回は、エリナはマーレン国のウィリオ第三王子が接待してくれるとのことだから……そうそう、ツリーハウスに招待するという連絡があったのだ、うむ」
忙しい警備隊長は合同訓練に関することは黒豹のヴォラットに任せていたため、うっかりエリナに伝え忘れていたようだ。
「ツリーハウス! ウィリオが約束してくれていた木の上のお部屋だにゃ! うわあ、楽しみだにゃん!」
子猫が大喜びする様子を見て、ルディは嬉しい反面『むむっ、子どもとはいえ、俺以外の男性がエリナを喜ばせるのは少々モヤモヤする』と、まるでお父さんのような嫉妬をしていた。
「いや、確か今回は、エリナはマーレン国のウィリオ第三王子が接待してくれるとのことだから……そうそう、ツリーハウスに招待するという連絡があったのだ、うむ」
忙しい警備隊長は合同訓練に関することは黒豹のヴォラットに任せていたため、うっかりエリナに伝え忘れていたようだ。
「ツリーハウス! ウィリオが約束してくれていた木の上のお部屋だにゃ! うわあ、楽しみだにゃん!」
子猫が大喜びする様子を見て、ルディは嬉しい反面『むむっ、子どもとはいえ、俺以外の男性がエリナを喜ばせるのは少々モヤモヤする』と、まるでお父さんのような嫉妬をしていた。