フォーチュンクッキー
午前中は特に移動教室の授業もなく、同じ空間にいながらも怜やサトと何も話さなかった。
いつもはバカみたいに怜がしょっちゅうオレの元へやってきて、どーでもいいようなことを本当に楽しそうに話してた。
なんにもないと、こんなに寂しいとは思ってもみなかった。
オレのしてきたことを痛感する。
そして迎えた昼休み。
いつもならオレの周りを囲むように二人はやってくるけど、今日だけは来ない。
オレは席を立って、一つの席に向かう。
日差しの当たる、窓辺の席。
コン、とつま先だけで机の足を蹴ると、頬杖をついていた怜がバランスを崩してつんのめりそうになっていた。
ギラリと睨まれたけど、そんなの気にしている場合ではない。
すでに主が離れた、怜の前にある椅子の背もたれに腰掛け、ぶっきらぼうに誘う。
「話、あんだけど」
無視するかのようにおもむろに視線を落として、かばんからでかい弁当箱を広げる怜。
仕方ない。
教室に若干人数は残ってるもののオレは続けた。
「オレ、誰とも付き合わないから」
その言葉に反応するかのように、怜は顔を上げる。
なんで!?とでもいいたそうだ。
いつもはバカみたいに怜がしょっちゅうオレの元へやってきて、どーでもいいようなことを本当に楽しそうに話してた。
なんにもないと、こんなに寂しいとは思ってもみなかった。
オレのしてきたことを痛感する。
そして迎えた昼休み。
いつもならオレの周りを囲むように二人はやってくるけど、今日だけは来ない。
オレは席を立って、一つの席に向かう。
日差しの当たる、窓辺の席。
コン、とつま先だけで机の足を蹴ると、頬杖をついていた怜がバランスを崩してつんのめりそうになっていた。
ギラリと睨まれたけど、そんなの気にしている場合ではない。
すでに主が離れた、怜の前にある椅子の背もたれに腰掛け、ぶっきらぼうに誘う。
「話、あんだけど」
無視するかのようにおもむろに視線を落として、かばんからでかい弁当箱を広げる怜。
仕方ない。
教室に若干人数は残ってるもののオレは続けた。
「オレ、誰とも付き合わないから」
その言葉に反応するかのように、怜は顔を上げる。
なんで!?とでもいいたそうだ。