心の傷の痛みさえ
そんな生活をしている時に何の気なしに入った店が、今私がいるこの店。
そして初めてこの店で飲んだ時に隣に座っていたのが、この口の悪い和真だ。
真顔でアルコールを飲み続ける私に「アンタ、バカじゃねーの?そんな飲み方して。」と咎める。
「余計なお世話。」と答えた私を「そんな飲み方、酒がもったいねーよ。行くぞ。」と問答無用で立ち上がらせ
「コイツの分、次回俺払うんで今日スイマセン。」と店の外に引っ張り出した。
「余計な事しないで・・ちょっと!!なにすんのよ!」
和真は私の手をつかんでスタスタと歩き出す。
何も言わないまま手を挙げて止めたタクシーに押し込まれる。
お互いに無言でタクシーを降り、目の前にあるマンションに連れ込まれた。
全力で拒否すれば逃げられた。
だけど、拒否する気力さえ私には残ってなかった。
5階の端の部屋に入るや否や私はバスルームに押し込められ、タオルとスウェットとハーフパンツを渡されて
「とりあえずシャワー浴びてこい。」と一言残し扉が閉まった。
サンプルと思しきクレンジングがタオルの上にあったので、それで化粧を落としてシャワーを浴び
着替えてバスルームから出ると向こうが入れ替わりでバスルームに消えた。
そして初めてこの店で飲んだ時に隣に座っていたのが、この口の悪い和真だ。
真顔でアルコールを飲み続ける私に「アンタ、バカじゃねーの?そんな飲み方して。」と咎める。
「余計なお世話。」と答えた私を「そんな飲み方、酒がもったいねーよ。行くぞ。」と問答無用で立ち上がらせ
「コイツの分、次回俺払うんで今日スイマセン。」と店の外に引っ張り出した。
「余計な事しないで・・ちょっと!!なにすんのよ!」
和真は私の手をつかんでスタスタと歩き出す。
何も言わないまま手を挙げて止めたタクシーに押し込まれる。
お互いに無言でタクシーを降り、目の前にあるマンションに連れ込まれた。
全力で拒否すれば逃げられた。
だけど、拒否する気力さえ私には残ってなかった。
5階の端の部屋に入るや否や私はバスルームに押し込められ、タオルとスウェットとハーフパンツを渡されて
「とりあえずシャワー浴びてこい。」と一言残し扉が閉まった。
サンプルと思しきクレンジングがタオルの上にあったので、それで化粧を落としてシャワーを浴び
着替えてバスルームから出ると向こうが入れ替わりでバスルームに消えた。