叶う恋なら
公認カップル
「はぁぁー、公認カップルなんて羨ましくない!?ねぇ!ゆっきー聞いてる??」
「はいはぁい、そうですねぇー」
「しっかり聞いてよ!!」
「まぁそのうち現実になるよ、、、」
(え、今なんて言ったんだろう、、、。小さくてよく聞こえないかった)
今日は嬉しいことに、課題がない日!プラス!
早帰りの日なのだ!
今日は、もう私の勝ちっ!
私は、とびきりの幸せを噛み締めてガッツポーズをした。
でも、、、。
一向に好きな人と喋ってるのに、恋の歯車が周り出さないっ!!
今日連載再スタートの、「先輩、教えて?」みたいな、公認カップルを何度想像したことか!!
私は普段から、任せられた仕事はやり切ってるし、授業はまともに聞いてきたせいか頭は学年TOP入るくらい良いし、運動神経は、、、。
そんな頑張って来たのにっ!何も進展なし。
「はぁー、、、」
「何ため息ついてんだよ」
はっ!この声、間違いなく私の想い人 タツキくんっ!?
「な、なぁんにもぉー、、、」
「そ、ならいいんだけど。」
いや、全く良くないですよ??全然。
「今日放課後空いてるか?」
「え?うん、まぁあいてるけど」
「なら教室残れよ」
そういって去っていった。
「まさか!?告白、、?」
(いーや、最近恋愛漫画読みすぎっ!私ったら!)