私にくれたものを君にあげる。
屋上はいつも模索していた。
午後二時。授業中。
この時間帯は屋上に誰も居ないということを。
私は階段を音を立てながらゆっくり降りていった。
じんわりとした空気がなんとも言えなくて、私は歓迎されているまで思った。
周りからは、黒板に描く音や生徒たちの声。
先生たちの笑い声や授業をしている声。
いつもどうりの環境が整っいる。俺はそんな環境が大っ嫌いだ。
でも屋上は違う。
入道雲が当たりを覆って、美しい。
ただひたすらに綺麗だ。
「お、やっほ〜」
いつもなら人は居ないはずなのに、声が聞こえてきた。