私にくれたものを君にあげる。

「何でここにっ、」

「いや、サボりたくなったから来ただけ」

「そうですか」

「てか、君こそ何しに来たの?2年生じゃん」

「、、、、何となく」

「へぇ、何となくで授業サボる人なんているんだねぇ」

「君はほんとに嘘つき」

「え?別に嘘なんてついてないですけど、、」

「死にたがりの目してるよ」

「、、、、。」

「もう、戻ります。邪魔してごめんなさい」

「いや、邪魔したのは俺でしょ?君はただ責務を全うしにきただけなんだから、堂々としていいんじゃん?」

「てかさ、2年生!名前なんて言うの?」

「蓮、、、です、、、」

「へぇ、れん?かっこかわいい名前だねぇいいな」

「、、、、。先輩はなんて言うんですか」

「よく聞いてくれました、零斗っていいまーす」

「れいと、、先輩の方がかっこいいじゃないですか」

「え!照れるなぁそんなこといってくれると」

「ね、死ぬことやめてに教室戻るくらいならさ、サボろうよ今日」

「でも、、、」

「先輩命令ですっ」

「さ、行くよっ」

「ちょどこに!」

「駅近くのスイーツ店!!」

「スイーツって、、、ふふっ」

「笑うとこじゃないんだけど!そんなに俺スイーツ合わない?でも、、、良かった、初めて笑ってくれた」

「別に初めてじゃないと思いますけど、」

「いーや、初めて!とにかく、ほら急ぐよー!」

「せ、先輩、腕、引っ張らないでください、、!」


今日、私は初めて生きてるって思えた。
ちょっと生きててよかったかもしれない。
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