【完結】婚約破棄が破滅への始まりだった~私の本当の幸せって何ですか?~
さあ、王太子であったディオン様がどのような処遇、そしてそれがまわりへどのように発表をされたか。
国王とマリエット侯爵の話し合いで、王太子の廃嫡というのも後継ぎがいないということで国民の不安を呼ぶ。
そこでディオン様は他国へ留学に出たということで処理された。
また、クロード伯爵からある申し出があった。
「ご令嬢を王宮での修行メイドに?」
「はい」
クロード伯爵は今回の一件で娘のエーヴ様の再教育をしたいという届け出があり、貴族の令嬢──主に爵位の低い令嬢の花嫁修業や礼儀作法の見習いの場として設けられている職種の『修行メイド』にエーヴ様をおいてほしいとのことだった。
国王はその申し出を受け入れ、エーヴ様に修行メイドとして尽くすようにと命じた。
ただ、まだかなり彼女は不満に思っているようで、修行メイド長に毎日毎日しごかれていると聞く。
だから私が学園に行っても……。
「クラリス様、ディオン様が留学なさって寂しいですわよね?」
「確か何年も留学なさるのよね?」
国王とマリエット侯爵の話し合いで、王太子の廃嫡というのも後継ぎがいないということで国民の不安を呼ぶ。
そこでディオン様は他国へ留学に出たということで処理された。
また、クロード伯爵からある申し出があった。
「ご令嬢を王宮での修行メイドに?」
「はい」
クロード伯爵は今回の一件で娘のエーヴ様の再教育をしたいという届け出があり、貴族の令嬢──主に爵位の低い令嬢の花嫁修業や礼儀作法の見習いの場として設けられている職種の『修行メイド』にエーヴ様をおいてほしいとのことだった。
国王はその申し出を受け入れ、エーヴ様に修行メイドとして尽くすようにと命じた。
ただ、まだかなり彼女は不満に思っているようで、修行メイド長に毎日毎日しごかれていると聞く。
だから私が学園に行っても……。
「クラリス様、ディオン様が留学なさって寂しいですわよね?」
「確か何年も留学なさるのよね?」