【完結】婚約破棄が破滅への始まりだった~私の本当の幸せって何ですか?~
昔から私を王女と知って診察をしてくださった先生で、私の病についても診てくださる方。
「失礼します」
「クラリス様、お久しぶりですね」
「ええ、先生もお元気そうでなによりですわ」
「医者の私が体調を崩していては困りますからね、特に気をつけていますよ。さ、今日も診ましょうか」
「お願いいたしますわ」
そう言うと診察が始まる。
私の手首に指をあてて脈を確認して私の目の色や、まぶた、そして顔色などを順番に診てくださる。
どうやらいつも通りの体調であり、特に悪化はしていない様子。
私の病は先生曰く、急激に悪化するものではなくじわじわと脈が薄れていき、そのまま亡くなるのだという。
まだ王都付近ではあまり確認をされていない病気で、極稀な病なのだそう。
「はい、終わりましたよ」
「先生、今回も病気の進行はあまり進んでいないでしょうか?」
「う~ん。少し脈が浅くなってきたかもしれない。少し気をつけたほうがいいね」
「……わかりました。ありがとうございます」
診察を終えた私は、そのまま廊下へと出る。
「失礼します」
「クラリス様、お久しぶりですね」
「ええ、先生もお元気そうでなによりですわ」
「医者の私が体調を崩していては困りますからね、特に気をつけていますよ。さ、今日も診ましょうか」
「お願いいたしますわ」
そう言うと診察が始まる。
私の手首に指をあてて脈を確認して私の目の色や、まぶた、そして顔色などを順番に診てくださる。
どうやらいつも通りの体調であり、特に悪化はしていない様子。
私の病は先生曰く、急激に悪化するものではなくじわじわと脈が薄れていき、そのまま亡くなるのだという。
まだ王都付近ではあまり確認をされていない病気で、極稀な病なのだそう。
「はい、終わりましたよ」
「先生、今回も病気の進行はあまり進んでいないでしょうか?」
「う~ん。少し脈が浅くなってきたかもしれない。少し気をつけたほうがいいね」
「……わかりました。ありがとうございます」
診察を終えた私は、そのまま廊下へと出る。