愛おしき者
「だから、もう合コンなんて誘わないで…誘うだけ無駄だから…よろしく」

私は、彼女を睨みながら言った

「よろしくって…」

そう呟くと、彼女はガックリとうなだれたまま、大きなため息をつく…

(いったい、何を期待してたんだか…)

私は、準備をしながらチラリと横目で彼女を見て、小さくため息が漏れた…

「そんなことより、そろそろ準備した方がいいんじゃない?いつまでもそうしてると、課長来てまたどやされるわよ」

そう言うと、彼女は一気に顔を上げ、いそいそと準備を始めた

私は、またため息をついて、椅子に座り直しパソコンを起動させると同時に、噂の課長が大きな声で挨拶しながら入ったきた…
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