ワインとチーズとバレエと教授
その後は少し遠いが、夏休みにモナコへ行き、五つ星ホテルに宿泊した。
理緒はカジノは苦手なようで、亮二と最高級のホテルの景色と食事を楽しんだ。
ホテルのベランダに出てピンクのマーメイドドレス着ながらバトラーに頼んだワインを飲む理緒は、高貴な女王のように見えた。
亮二は、ただ、そんな理緒を見ているだけでとても幸せだった。
そして、モナコの観光なども、どうでも良かった。
亮二はベランダでワインを飲んでいる理緒の腕を引っ張って、ベッドに押し倒した。ただ、理緒を一時も離したくなかった。