ワインとチーズとバレエと教授


同窓会の幹事をしていたのは教授になったばかりの誠一郎。

誠一郎も、当時は純粋に亮二の器の広さにエールと拍手を送った。

その、亮二の養女、津川理緒をこれから誠一郎は診ることになりそうだ。

気が重い…というと失礼だろうが、同期の養女を診るというのは誠一郎にはそんな心境だった。

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