軽率に恋 シリーズ1
今後、ここで上手く仕事をこなしていける気がしない。
この一部始終を録音して、社長に直談判しようか。
そんなことを考えていると、私の後ろで誰かの気配がした。
「優衣ちゃん…?やっぱそうじゃん!」
「え、蓮斗くん…さっき会「久しぶりだね!」
トイレの前で会ったばかりなのに。
私の言葉に被せてくるし。
「平岡さん、知り合い?」
「大学の時、同じゼミで…」
何を企んでるの?
私の隣にいる上司をずっと睨んでるし、みんなを見た後の笑顔。
目が笑ってないよ。