ワケありモテ男子をかくまうことになりました。
ゆいに全く構ってもらえずに七時間目を過ごし、最後に先生の長々とした話を聞いて一日が終わった。
ゆいに対する心配や不安がだんだんと大きくなっている。
いつもみたいに気軽に話しかけることもできず、俺は遠目にゆいを見守っていた。
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平静心を保とうとできるだけ努力したつもりだ。
だけど私の心は言うことを聞いてくれなくて、頭の中は犬飼くんのことでいっぱい。
もう二度と交わることはないと思って安心していた矢先、林間学校の班分けでまさか一緒になるなんて。
受け入れ難い現実に、私は頭を悩ませた。
そんなこんなであっという間に六月が終わり、そして、林間学校の日がやって来る。