君という鍵を得て、世界はふたたび色づきはじめる〜冷淡なエリート教授は契約妻への熱愛を抑えられない〜
2
※
いつも以上に、眩しい朝日。
高層マンションの部屋に差し込む日差しは強い。
特に今朝は一段と眩しく感じるのは、普段はカーテンをしている窓が剥き出しだったせいだ。
昨晩は、酔い潰れて聡一朗さんに部屋に運んでもらって。
煌びやかな夜景に囲まれながら聡一朗さんと――
たしかめるように、そばで眠る人の素肌のままの胸に頬をあてた。
温かい。
鼓動が聞こえる。
甘い幸せが胸を満たして吐息をもらした。
二日酔いの鈍い頭痛も吐き気も、気にならなかった。
いつも以上に、眩しい朝日。
高層マンションの部屋に差し込む日差しは強い。
特に今朝は一段と眩しく感じるのは、普段はカーテンをしている窓が剥き出しだったせいだ。
昨晩は、酔い潰れて聡一朗さんに部屋に運んでもらって。
煌びやかな夜景に囲まれながら聡一朗さんと――
たしかめるように、そばで眠る人の素肌のままの胸に頬をあてた。
温かい。
鼓動が聞こえる。
甘い幸せが胸を満たして吐息をもらした。
二日酔いの鈍い頭痛も吐き気も、気にならなかった。