【短編】かわいく、ワルく、甘く愛して。
か、可愛すぎ……その笑顔脳内に永久保存したい。
「ああ、やっぱりだ。……“唯一”の血って、マジで美味いんだな」
表情と同じようなとろける声にドキドキと鼓動が治まらない。
でも待って、今なんて言った?
「ゆ、“唯一”って言った?」
「ああ、そうだよ。ハンターなら知ってるだろ?」
「……」
もちろん知っている。
ハンターである以上、取り締まる対象であるヴァンパイアのことは一通り教わった。
ヴァンパイアにとっての“唯一”。
一人のヴァンパイアにつき、世界中でたった一人だけ存在するという血を持つ存在。
その“唯一”の血は何よりも甘く美味で、少量の血で満足できるんだとか。
そういった理由からか、ヴァンパイアは“唯一”を心から求める。
ある意味、運命の相手と言ってもいい存在。
その、累さんの“唯一”が……私?
“唯一”なんて滅多に見つけられないって聞いたのに。
「ああ、やっぱりだ。……“唯一”の血って、マジで美味いんだな」
表情と同じようなとろける声にドキドキと鼓動が治まらない。
でも待って、今なんて言った?
「ゆ、“唯一”って言った?」
「ああ、そうだよ。ハンターなら知ってるだろ?」
「……」
もちろん知っている。
ハンターである以上、取り締まる対象であるヴァンパイアのことは一通り教わった。
ヴァンパイアにとっての“唯一”。
一人のヴァンパイアにつき、世界中でたった一人だけ存在するという血を持つ存在。
その“唯一”の血は何よりも甘く美味で、少量の血で満足できるんだとか。
そういった理由からか、ヴァンパイアは“唯一”を心から求める。
ある意味、運命の相手と言ってもいい存在。
その、累さんの“唯一”が……私?
“唯一”なんて滅多に見つけられないって聞いたのに。