狂い咲きの蝶
「うわぁああああああああああああああ!!!!!」

地獄の叫び……実の姉のこんな叫び声なんて…誰も聞きたくないだろう…。

あの声は、今でも時々ふとしたはずみに出てくるんだ…。
そのたびに私は耳をふさいで震えるしかない。


…たばこを太股に押し付けられた杏音ちゃん。

そのせいで杏音ちゃんは小学校の体育の時、六年間ずっとブルマが嫌で、火傷のあとには常に絆創膏が張られていた。


杏音ちゃんの叫び声をかき消すように、その場にいた5,6人の男が大声で笑う。

そして更にそのあとひそひそ声がなされたあと、意識が朦朧としている杏音ちゃんは別の部屋に隔離された。


監禁された場所の壁は薄かったから、そのあとまた地獄の叫びが何回か聞こえてきた。



おそるおそるドアの隙間から見たら、下半身裸の男が杏音ちゃんの上で腰を振っていた。
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