悠久の絃
「とりあえずこっちにおいで?」


震える足を引きずってベッドまで来た。


「どうしたの?今どこ行ってた?」


「と、トイレに行って、、ま、、、した。」


「トイレで何かあった?」



悠先生の真剣な眼差し。瞳をまっすぐ突きつけられた。

「と、トイレで、、ズボン、、と、パンツを、、、下ろしたら、ち、血がついて、、て、、」


「、、、、本当に?!」


「うん。ほんと。」


「ちょっと待ってね。女性ナースさん呼んでくる。」


しばらく待っていると、部屋のドアが開いた。



佐々木「絃ちゃーん!おめでとう。トイレ行こうか。
じゃ、悠先生は待っててください。」


「はい。いとちゃん、このちゃんの言う通りにするんだよ。」


コクっと頷いてこのちゃんのあとをついた。






トイレで色々教えてもらった。

この、血が出ることは正常なことで、月に1回、1週間くらいあること。これを月経、生理ということ。
ナプキンの付け方や、生理が来た時用のパンツも教えてもらった。




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