悠久の絃
律「大祐ー!!久しぶりー!!」


また大祐呼びだし、ノックもせずに入るとは…


院長「こら!律!院内では院長にしろ!」


律「もう!堅すぎるよ、大祐院長っ!」


院長「でも、ほんと久しぶり。おかえり、律。」


律「うん。ただいま。」


院長「一己もそこ座ってよ。」


「ああ。」


院長「で、あっちはどう?」


律「すっげぇ楽しいよ。もちろん、こっちに比べれば3倍くらい忙しいけど、その分やりがいもある。」


院長「それなら良かった。5年後には弟も行くわけだし、鍛えとけよ。」


律「Of course!
んで、友和(トモカズ)の娘ちゃんはどうなの?見つかったんだろ?」


「見つかったよ。最悪な再会だったけどな。」


律「は?どういうこと?」


「2週間くらい前の、午前3時、土砂降りの中で倒れてる女の子がいるって119番で救急搬送されて来た。
見つかった時にはもう体は冷えきってて心臓も止まりかけてた。

そんで、着いた時に1度だけ心停止した。
何とか持ちこたえてくれたみたいで、今はその時よりかはだいぶ回復した。」



律「そんで?まだ入院してるってことはまだなんかあんだろ?」

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