悠久の絃
「ただいま」


律「悠ー!!おかえり!久しぶりー!!」


「兄ちゃんもおかえり。久しぶり。」


律「さあさ、中入って。ご飯も作ったし、綾もいるから。」


「姉ちゃんも来てるの?」


綾「悠〜久しぶり!お邪魔してるよ〜」


リビングの扉を開けると早速姉ちゃんの元気な声が聞こえた。

ていうか、待って、人多くね?
なんでイツメンも集まってる訳?


絢杜「おかえり〜お邪魔してんで〜」


慈良「お疲れ様。洗濯物は畳んどいたよ。」



日向と瑛杜はゲームに夢中。
椎名は、、、


綾「あ〜燈司くんね、律兄がお酒飲ませたらすぐ寝ちゃった。」


はあ、何がどうなってんのよ。






「兄ちゃん、もう二度と椎名にはお酒を飲ませないで。
姉ちゃん、今日音道(オトミ)先生は?
それとみんな、なんで今日来たの?」


律「ごめん。さすがに少しは強くなったと思ってた。」


綾「今日は稜登(リョウト)当直だから家にいないのよ。」


慈良「エレベーターで律先生に会って、今日家来ない?って話になったの。
それでみんなに連絡して仕事が終わった者からぞろぞろここに来た。一応悠にも連絡したんだけど、見た?」


スマホを開くと数件メールが届いていた。

これはさすがに自分が悪い。


「わかった。全部わかった。

ご飯食べよう。」


僕のその一言で、一瞬冷えた空気もまた暖かくなってきた。










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