悠久の絃
赤城「ね〜、僕の話聞いてる？」


え？話してたかな。聞いてなかった。


「あ、、ごめんなさい。聞いてなかった。」


赤城「やっぱり。そんな緊張してるからだよ。ここは家なんだからリラックスして。」


もう1回話すね、とまた説明してくれた。



赤城「来週、始業式前に一度学校に行くよ。校長先生と担任の先生に挨拶するのと、今の学力状況を確認するためのテストをするんだって。」


「テスト？私、勉強、、わかんないです。」


赤城「大丈夫。テストの点数によってどれくらい補習をした方がいいのか決めるためなんだって。
本も読めてるし、四則演算もできるし体の名称も知ってるじゃん。それに歴史も詳しいでしょ？」


「でも、それはお父さんとかおばあちゃんの本とかを読んでただけだし、歴史もテレビのやつだよ？」


赤城「大丈夫。分からなかったら僕も教えるし、学校の先生も教えてくれるよ。まあ、流石に英語は厳しいかもしれないけど、いとちゃんならフィーリングでいけるはず！」


「、、、わかった。頑張る。」



悠先生はぽんぽんっと頭を撫でて、僕はずっと支えるから。と言ってくれた。







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