悠久の絃
-1週間後-

真っ白のブラウスを着て、グレーと白とピンクのチェックのスカートを履いた。

そして、スカートとお揃いのネクタイを手に取った。


ネクタイってどうやって結ぶの?

こう、かな。

あれ、なんかおかしい。

これ、、でもないな。


コンコンッ



赤城「準備出来た?」


ネクタイに苦戦していると、悠先生が部屋に入ってきた。


赤城「ああ、ネクタイね。ちょっと待って。」


と言ってスルスルと私の首に巻いていった。


赤城「はい。始業式までに結べるように練習しようね〜。」


「ありがとうございます。」



赤城「どうしたしまして。
筆記用具持った?ブレザーは学校着いてから着ればいいよ。持っていく書類、、は僕が持ってるね。
よし、出れる?」


もう一度リュックの中身を確認して、真っ黒のブレザーを手に取った。


「はい!大丈夫です。」





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