悠久の絃
高山「実はこのテスト、一学期の期末から抜粋した問題なんです。点数だけを見ると低って思うかもしれないんですけど、うちの学校のテストでこの点数なのでかなり良い方だと思います。

数学と英語は積み重ねですからね。今はこれくらいでもよくできてる方です。
理科はすごいですね、生物は満点。化学と地学はこれから覚えれば大丈夫です。
国語は古典ですね。知らなくても当然です。
社会は特に素晴らしい。漢字のミスがなければ100点です。」


赤城「すごいじゃん。よく頑張ったね。」


馬場「一見、点数の低い数学も、基礎的な計算はよくできているわ。英語も語彙を伸ばせばどんどん点数が伸びるはずよ。
来週から学校も始まるし、頑張りましょうね。」


「はい。よろしくお願いします。」


赤城「本日はありがとうございました。
来週から、よろしくお願いします。」


学校を出る頃にはもう夕方だった。











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