悠久の絃
椎名「ご飯食べられてる?何食べたい?」


「あ、もうお腹いっぱいだから大丈夫です。椎名先生はお酒飲まないんですか?持ってきましょうか?」


赤城「椎名は飲ませちゃダメ!もう食べないならお風呂入ってきな。」


鋭く悠先生のツッコミが入った。



椎名「俺は大丈夫。お風呂はいっといで。」


「はい。」









お風呂、入ってから出るまで30分くらいなんだけど、その30分でリビングの状況が変わっていた。

先生達と夏くんが床で寝そべって、その様子を上宮先生と瀬堂先生がニコニコしながら見ている。




上宮「あ、おかえり〜。お水飲んだ?」


「はい。飲みました。あの、これはどういう状況でしょうか?」


瀬堂「気にしないでいいよ。みんな酔っ払ってるだけだから。椎名先生のとこ行ってあげな。」


こっち来て〜とソファで椎名先生が手招きしている。

ソファに行くと聴診器を持った椎名先生が


椎名「今日学校行って疲れただろ?ちょっとだけ聞かせて。」

と言った。


「え、大丈夫ですよ。」


椎名「大丈夫なら聞かせて。痛くないだろ。」



うぅ、やりたくないけど、そう言われたらやるしかない。

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