悠久の絃
悠先生と途中で分かれて無事学校に着いた。

私のクラスは3年4組。

クラスは知ってる。でも、どこに教室があるのか分からない。

どうしよう。これじゃああっちこっちに歩いているただの不審者だ。

こっちかな〜と思って歩き出そうとした時、

??「どうしたんですか?」

と声をかけられた。

「あ、、えっと、教室がどこかわかんなくて。3年4組なんですけど、どこか教えて貰えますか?」

??「私も4組!一緒に行こ!転校生?名前は?」

「早瀬絃です。えっと、、」

日輪「私は日輪 小麦(ヒワ コムギ)。小麦でいいよ。」

「ありがとう。小麦、可愛い名前だね。」

日輪「絃も可愛いじゃん。どういう漢字?」

「糸へんに玄で絃。小麦は?」

日輪「私は普通の小麦。小さいに麦。

あ、ここが4組の教室ね。2階の端から2番目。」

小麦と話していると教室に着いたらしい。

小麦がドアを開けてくれて、一緒に入った。

日輪「みんなおはよー!久しぶり〜!」

小麦がそういうと数人の女の子が小麦に集まった。そしてその子たちに私を紹介してくれた。

日輪「転校生だって。早瀬絃ちゃん。」

「よろしくお願いします!」

と挨拶すると、みんな笑顔でよろしくね〜と言ってくれた。

みんなおしとやかでいかにもお嬢様って感じ。

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