悠久の絃

学校を出てスマホを開くと、メッセージが来ていた。

〈学校終わった？今日は定時で帰れそうだから18時過ぎには帰れる。〉

〈今学校出ました。お手紙貰ったので後で渡しますね。〉

そう送って家に帰った。











家に着いたらまずは手洗いうがい。

そしたら冷蔵庫に入っているご飯を温めて食べる。

食器を洗って片付けて、少し勉強することにした。






ワークを開いて問題を解いていると、

ﾌﾞｰﾌﾞｰ

とスマホがバイブしていた。
画面を見ると悠先生の名前が。応答のボタンを押すと、悠先生の声が聞こえてきた。

赤城[もしもし？いとちゃん、聞こえてる？]

[はい！聞こえてます！]

赤城[ごめんね。今日帰れなくなった。瀬堂先生が来てくれるみたいだけど、遅くなりそうだからご飯は冷凍してあるやつを少し長めに温めて食べて。手紙は帰ったら読むから机の上に置いといて。]

[わかりました。お仕事頑張ってください！]

赤城[ありがとう。じゃ、切るね。]

ﾂｰﾂｰ

と電話が切れた。