悠久の絃

違う

〜絃side〜

自分の呼吸音と、ピッピッという規則正しい機械音が聞こえる。

病院、、かな?

悠先生と夜ご飯を食べたところまではぼんやりと覚えている。でも、それ以降は何があったっけ。




夜星「おはよう。」


「よ、ぼし、、せんせ、、」


視界が変なのはマスクのせいか。話しずらい。


夜星「うん?今しんどいかな?」


「すこし、、だけ、、」


夜星「修学旅行と期末テストで疲れちゃったね。喘息も過呼吸も結構出たんじゃない?

よく頑張った。ゆっくり休もうね。」




心做しか、いつもより優しい声の夜星先生にそう言われ、一日中ベッドの上にいた。


夏くんやこのちゃんが時々部屋に来てくれて、話し相手になってくれる。






< 257 / 315 >

この作品をシェア

pagetop