悠久の絃
夜星先生が部屋を出ていって、少しだけ寝ていると瀬堂先生が来ていた。



瀬堂「おはよ。今もしもししてるからちょっと待ってね。」

コクッ





ぼーっとしながらもしもしが終わるのを待っていた。








瀬堂「いいよ。やっぱり喉腫れてるね。声出る?」

「で、ます、」




瀬堂「うん。出てるけど、痛そうだね。薬塗るの嫌なの?」

コクッ




瀬堂「そっか。今より痛くなったら言ってね。」

コクッ




瀬堂「うん、で、今からもくもくしに行きたいんだけど、いいかな?」

やだな。嫌だ。あんなに苦しいのに、発作はどうせ起きるし、意味ないじゃん。





でも、椎名先生、、、





、、、フル、、フルフル



瀬堂「そっか。でも、一日に1回はやらないと発作起きちゃうから、やるぞ!って気持ちになったらやりに行こう。」

そんな気持ち、なる訳ないじゃん...


早く帰りたい。

悠先生、会いたい。










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