悠久の絃
無茶なお願いなのは重々承知。

でも、最近ずっと「家に帰りたい」と言っているいとちゃん。
せめて24日は一緒に過ごしたい。






しばらく悩んでいた夜星先生がようやく口を開いた。


夜星「1泊だけなら、許可しよう。

ただ、外に買い物に行くとか、そういうのはせずに家で過ごして欲しい。
ちゃんと2日間休みを取ってね。」


はっと息を飲んだ。

次の瞬間、喜びが胸から飛び出しそうになる。

「ほんとですか?!ありがとうございます!」








こうして決まった1泊2日の一時帰宅。

いとちゃんにとって良い思い出になったかな。




頭を撫でながら、そんなことを考えた。




そっとおでこに口付けをして僕も就寝する。
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