悠久の絃
〜絃side〜

病院、戻るんだった。

やだ。お家にいたい。



「、、、病院、、行かなきゃ、ダメ?」


赤城「うん。」


そ、即答、、


赤城「年末には退院出来るって夜星先生言ってたし、検査頑張ろ。」

、、コクッ






9時30分過ぎに家を出た。

マンションのエントランスを出た瞬間に広がった銀世界。

ホワイトクリスマス。本当はお家で悠先生と一緒にいたかったけど、、、

検査頑張って絶対すぐに退院してやるんだから。


赤城「こんなに積もってるなら車で来なくて正解だったね。
寒くない?大丈夫?」

「大丈夫です!だってほら、見てください!足跡付くんですよ、私と悠先生だけの!」






キュッキュッと雪を鳴らしながら病院に行った。


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