悠久の絃
車に乗り込み、いつもとは違う道を走る。

大体15分くらいして、大きな家が建ち並ぶ場所に着いた。



赤城「着いたよ〜」


ここが、悠先生の実家。広くない、、?


「ここ、全部悠先生のお家ですか?」


赤城「そんなわけないでしょ。今もだけど、昔はここに病院の先生たちの住んでたんだ。」




悠先生は荷物を下ろして歩き始めた。




赤城「ここが僕の実家。手、塞がってるからインターフォン押してくれる?」


「えっ!?私が押すんですか?」


赤城「うん。寒いから早く〜」



絶対わざとでしょ。ただでさえ緊張してるのに、、、



ピンポーン


はーいという声とともにドアが開いた。

母「あら!絃ちゃんね!いらっしゃい!」


悠先生に背中をぽんっと押されて、家に入って行った。

「お邪魔します。」



< 305 / 315 >

この作品をシェア

pagetop