悠久の絃
〜赤城side〜



音道先生がいいよ〜と言うと、すぐに僕の方をに体を向けてしがみついてきた。

足の間に座らせるの、意外といいかもしれない。


「もしもし頑張ったね。」

そう声をかけて頭を撫でると、顔は見えないけど、笑ったような気がする。



しばらくそのまま座っていると、スースーと寝息が聞こえてきた。



「いとちゃん寝ちゃったから僕の部屋連れてくね。」


父「枕元にリリーバー置いておくんだぞ。さっきは問題なかったが、夜中に発作が起きるかもしれない。」


「わかってるよ。それに、僕も同じ部屋で寝るから。」



ベッドにいとちゃんを寝かせて、隣の部屋から布団を持ってきた。












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