悠久の絃
夜星「よし、じゃあ説明しようか。君には今、病気が2つある。
ひとつは、喘息。さっき、呼吸が苦しくなったでしょ?今入れてる点滴も、ひとつは喘息の発作を抑えるための薬だよ。治療と、発作の原因、発作が起きた時の対処法は赤城先生が後で教えてくれるから、よく聞いてね。
もうひとつは、君のお腹のこと。君、体重は全然無いのにお腹が張ってるのわかってる?痛み、自分でわかるよね。
今君のお腹の中には本来なら体外に排出されなければいけない分泌液が溜まっているんだ。今は痛くないかもしれないけど、それは点滴に痛み止めも入ってるからなんだよ。
これから詳しく検査するけど、君にとってはすごく辛いことをするかもしれない。でも、頑張って欲しいんだ。治療法ともっと詳しい説明は治療する時に言うから。
とりあえずこれで終わりだけど、なにか質問はある?」
なんだか長々と説明されたな。メモを取らないと忘れちゃいそう。でも、私に病気がふたつもあるなんて。信じられない。どうして?
赤城「こんなに急に言われてもびっくりしちゃうよね。何回でも答えてあげるから、何回でも質問してね。」
悠先生って優しいな。
こくっと頷いて、私はずっと気になっていたことを聞いた。
「家に、帰りたいです。いつ帰れますか?家におばあちゃんがいるんです。介護しなきゃいけないんです。いつ帰れますか?」
私がそう言った時、3人の顔が強ばった。
ひとつは、喘息。さっき、呼吸が苦しくなったでしょ?今入れてる点滴も、ひとつは喘息の発作を抑えるための薬だよ。治療と、発作の原因、発作が起きた時の対処法は赤城先生が後で教えてくれるから、よく聞いてね。
もうひとつは、君のお腹のこと。君、体重は全然無いのにお腹が張ってるのわかってる?痛み、自分でわかるよね。
今君のお腹の中には本来なら体外に排出されなければいけない分泌液が溜まっているんだ。今は痛くないかもしれないけど、それは点滴に痛み止めも入ってるからなんだよ。
これから詳しく検査するけど、君にとってはすごく辛いことをするかもしれない。でも、頑張って欲しいんだ。治療法ともっと詳しい説明は治療する時に言うから。
とりあえずこれで終わりだけど、なにか質問はある?」
なんだか長々と説明されたな。メモを取らないと忘れちゃいそう。でも、私に病気がふたつもあるなんて。信じられない。どうして?
赤城「こんなに急に言われてもびっくりしちゃうよね。何回でも答えてあげるから、何回でも質問してね。」
悠先生って優しいな。
こくっと頷いて、私はずっと気になっていたことを聞いた。
「家に、帰りたいです。いつ帰れますか?家におばあちゃんがいるんです。介護しなきゃいけないんです。いつ帰れますか?」
私がそう言った時、3人の顔が強ばった。