交際0日ですが、鴛鴦の契りを結びます ~クールな旦那様と愛妻契約~
「ぷ、プリン、食べましょう。ほら、下で母が待ってます」

すくっと立ち上がり、部屋の扉を開けて俺を急かす。
これ以上は怒られそうなので、からかうのをやめて腰を上げた。

「あぁ、そうだ。一織さん、私やっぱり早めにご両親にご挨拶したいです」

俺に対してさほど興味も無いだろうと、結婚したことを事務的に連絡したのみで顔を合わせてはいない。
俺と両親の関係性を知った上で、やはり小梅は気がかりなのだろう。

「…小梅がそう言うなら、連絡しておくよ」

「はい! お願いします」
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