交際0日ですが、鴛鴦の契りを結びます ~クールな旦那様と愛妻契約~
「じゃあ今日、仕事が終わったら調達しに行っちゃう? 際どいやつ〜」

「い、行きたいです…!」

形から入るのも大事なんだ。そりゃそうだよね。見た目で良い女だと思ってもらうのは大事だ、きっと。

一織さんが帰ってくるのは私よりも遅いけれど、一応その場で帰りがいつもより遅くなることを連絡して、退勤後、筧さんとプチショッピングに出かけた。

そこで、筧さんに勧められた下着を購入したのだけれど……これを、わざとはだけさせてアピールしなければならない。

マンションに帰ると、一織さんが出迎えてくれた。
私は思わず手に提げていた下着のお店の袋を後ろに隠す。
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