交際0日ですが、鴛鴦の契りを結びます ~クールな旦那様と愛妻契約~



今日もクリニックでの仕事を終え、帰路に着く。
最近はすっかり残暑も落ち着いて、この時間は冷え込む日も多い。

夕飯はお鍋にしようかなぁ。白菜がないから買い物をしていこうか。あ、卵と牛乳もないかも。あとは、一織さんが使っているシャンプーもストックが無かったから買っておこう。

最寄りのスーパーへ寄ることを決めて、買い物リストを頭の中で組み立てていく。
実家に住んでいた時はたまに買い物を頼まれるぐらいで、こうして毎日献立を考えて買い物に行ったり、日用品の備品の把握をしたりすることはあまり無かった。

一織さんと結婚してから習慣化した家事や炊事もだいぶ慣れたし、何より彼がとても協力的なので助かっている。
休みの日は一緒に食事を作ったり普段できないような所の掃除をしたりするのが楽しくて、充実した暮らしができている。
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